操船方法

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操船方法

操船方法たらい舟には基本的に櫂が1本、ガラス箱が1つ、アカ(海水)をかきだすアカビャクシが1つ、休憩用の腰掛けが1つ入っている。これは船内がぬれたときに、下に座って漁をするときに必要となる。

漁具は魚の種類によって違うが、魚ヤスはいつも持っていく。その他サザエやアワビを取りに行くにはケイベラ、ケイカギ、サザエヤスを2本、計5本くらいは持っていく。
そのほか自分と同じ体重のズブイカリと呼ばれる石をロープで縛ったものを持つ。

前のものは磯ネギをする時、片方に自分の体重がかかるので舟が倒れるのを防ぐため、自分がいるところと反対側に乗せて置く石で、あとのものは沖で魚やイカを釣るときに舟を固定させておくために使う石である。
これらの装置はさかなの種類、季節、地域によっても多少の違いがある。例えば内岬の宿根木ではたらいの縁グズレ、タグリアテ、と呼ばれる木を打ち付けている。これはガラス箱を除く時、体が縁に当たっても痛くないようにという意味でもあり、又櫂が当たったり釣り糸が当たってたらいの縁が早く傷むのを防ぐためでもある。

操船方法櫂の動かし方は、ロープを使う時もタモギリの場合も同じである。ケイビキに櫂を入れたらハのほうを多少前のほうに傾けるが、ほとんど垂直の状態にしてロープに櫂の視点を置いて漕ぐ。

櫂の動かし方によって舟は前進したり、更新したり、大きく舟の向きを変えたりできる
。前進したいときは、まず櫂を持つ手を右にひねり、櫂のハの腹を回転させる力で右に水をかく。
次に櫂はたらい舟の前面にハの腹が平行になるように戻す。
戻すときは抵抗を少なくするため、ハの腹で水をかかぬようにする。
次に手を左にひねり、櫂のハが左に回転する力で左に水をかく。この時の櫂も右と同様にたらい舟の前面にハの腹が平行になるように戻す。櫂はちょうど8の字を書くように動く。 後進したいときはハの腹でまず右前方をかき、櫂をいったん戻してから左前方をかくことで舟は後ろへ動く。

舟の向きを変えたいとき回りたい方向の反対側の水を櫂で大きくかく。櫂をかくときは、左右同じ力でやらないと舟はクルクル回って前に進まないから注意が必要である。